シラスと愛称の良い木材との組合せ スーパー白洲そとん壁 T-23掻き落とし仕上げ 千葉県市川市。
昨年末に完成したこの家は、工務店・(株)女性建築家チーム 西村社長の住まい。
実は、西村社長には化学物質過敏症の疑いが・・・
「西村は、ここ数年、自分の体が建築建材から出る化学物質に反応することを実感していました。
昨年、北里大学化学物質過敏症外来で検査を受けたところ、典型的な化学物質過敏症の症状が出ていると診断されました。」
と話すのは、同社広報担当の大谷佳代子氏。 |
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明るく居心地の良い
キッチン・リビング・ダイニング(2F)
ビオセラBC-50 オリジナル仕上げ |
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「先日も、都内にできた新しい商業ビルに足を踏み入れたとたん、突然『ちょっとムリかも〜』といって、Uターンしていました。体が反応してしまったようです。」(談:大谷氏)
そのため、西村社長の住まいには、自然素材と無垢の木がふんだんに使われています。
構造材に無垢の天竜杉、外壁・内壁にシラス壁、天井に和紙、建具・床材に杉材(天竜杉・津江杉・赤マツ等)。他にも、月桃を用いた障子紙、柿渋と赤土で色をつけた国産の手漉き和紙などが使用されています。
もちろん、下地の合板や接着材にも体が拒否反応を示すため、それらの使用はできません。

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家具や棚板に無垢板やパネル材(間伐材を幅はぎしたもの)を使用し、ステンレスのオリジナルキッチンをつくったりと、細心の注意が払われています。 |
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間接照明で
しっとりとした雰囲気の寝室
ビオセラBC-50 オリジナル仕上げ |
西村社長に、今回住まいで使うことになった素材の選定方法をお聞きしました。
「“自分の体に合うもの”に出会うため、たくさんのサンプルを取り寄せました。
先入観をもたないようにするために、会社名や商品名が分からないようにそれぞれを置いていきます。そして、しばらく一緒にいて合わないと思うものをひとつずつはずしていきます。最後まで残り、一緒にいて大丈夫なものを選びました。
壁材で最後まで残ったのが、シラス壁でした。」
じっくりと選んだ材料でつくられた住まいの感想は、
「とても心地よくて、家から出たくなくなってしまうくらい(笑)。
そして、よく眠ってしまうの。」(談:西村社長)
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| 左:落ち着いたしつらえの個室(1F) 右上:照明による美しいコテ波 右下:階段けあげ部分にもシラス壁 |
設計を手がけた いろは設計室 橋垣氏はこう話します。
「この家では、“下地からできる限り化学物質のないものを”ということが、最も大切なことでした。そのため、無垢とデザイン性の両立が難しかったです。
でもとても勉強になったし、やりがいがありました。この住まいづくりのひとつひとつが本当に貴重な経験で、楽しかったです。」
化学物質に敏感であるがゆえ、スタッフから「化学物質センサー」と言われている西村社長。
そのセンサーをもって選ばれたシラス壁は、住まいの快適環境の実現のため、これからも西村社長と共に健やかに暮らしていくことでしょう。 |
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玄関正面の飾りスペース
来客へのちょっとしたおもてなしを演出 |
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これまでデザイナーズリフォームに特化してきた女性建築家チームは、今回の西村社長邸の建設を機に、新築も手がけていきます。
「私たちは、住まう人はもちろん、すべての人にやさしい住まいをつくっていきたいと考えています。」(談:西村社長)
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| 右: |
株式会社 女性建築家チーム
代表取締役 西村幸子氏 |
| 左: |
一級建築士事務所 いろは設計室
橋垣史子氏 |
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※化学物質に敏感なすべての方にシラス壁が合うとは限りません |
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