高千穂は、100%自然素材「シラス壁」をはじめとした住建材を通じて、健康で快適な住環境づくりを提案する環境企業です。
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Vol.28 伊礼智設計室<企業紹介> (東京都豊島区目白)
(内装:「薩摩中霧島壁」、外装:「スーパー白洲そとん壁」)


シラス壁といえば、伊礼智設計室。
そんな印象をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
発売当初から「中霧島壁」「そとん壁」をずっと使い続けていただいている
建築家の伊礼智さんに、お話をうかがってきました。
 

―――シラス壁をお施主様にどのようにおすすめしているのですか?

私からおすすめするというよりは、
お施主さんが「シラス壁を使いたい」と希望されることが多いのです。

でも、あまりにもみなさんシラス壁にしたいというので、
「自然素材なので色ムラ(白華現象)が出ますが大丈夫ですか?」
と確認しています。
でもみなさん、全然耳を貸さないんですよ。(笑)。


   
     
     
   
相模原の家
 

中には予算に余裕がなくてもシラス壁を希望される方もいます。
そういう場合は、
「4人家族で40坪の家は必要ないんです。
3坪減らせば「そとん壁」が使えますよ」
と提案しています。

いい家は安くはできません。
小さくても設計次第で、何十年たっても飽きのこない質のよい家ができます。
斬新なものは必要ないのです。
私はそういうポリシーでお施主さんと一緒に
家づくりをしています。


―――どうしてお施主様がそれほどに
シラス壁を使いたいとおっしゃるのでしょうか?


私に設計を依頼するお施主さんは、
これまで私が手がけた住まいを見ていますので、
家全体の雰囲気を気に入っているのだと思います。

「中霧島壁」の色は、SN-16 番を使っています。
普段から使っているシナ合板や月桃紙とも
しっくりくるんですよ。

自然素材を使うから心地いいというわけではないんですね。
やはり設計、バランスがとても大切なのです。

東京町家・小平の家


―――消臭・調湿などの機能についてはどのようにお感じのようですか?

シラス壁の家にお住まいの方には、
もう当たり前のようになっているみたいです。
でも、他のお宅にいくと違いがはっきりわかるようです。


福島県・浪江の家
 
志木の家
 
 


―――「そとん壁」は研究開発時代の第1号として現場でご採用いただきました。

もう5年前になりますね。ビリビリにひび割れたのでよく、覚えてます。
原因は、「そとん壁」の下塗材を塗らずに、モルタルを採用してしまったこと。
半年かけてようやく収まりました。

防水は下塗り材と、防水シートで止めればいいんです。
「そとん壁」は呼吸する壁ですから、ヘアクラックが入っても気にしていません。
質感も性能もすごく気に入っているので、使いつづけています。

それから、「中霧島壁」。
まだ発売当初、OM ソーラー協会の建築会館で「中霧島壁」を塗ったのですが、
こちらは白華が出てしまいました。
塗り替えようと思って剥がそうとしたのですが、
しっかり下地の石膏ボードにくっついて、全然剥がれないんです。
これには本当にびっくりしました。
「中霧島壁」の付着力と、クラックに対する強さは本当にすごいですよね。


―――最後に、シラス壁に対するリクエストがありましたらお聞かせください。

やはり「中霧島壁」の真っ白がほしいですね。
でも自然素材100%、余分なエネルギーを加えないポリシーですから、
そこは仕方がないのかなと思います。
あとは、「そとん壁」にもっと濃い色があればいいですね。
ただ、これも白華現象の問題があるので、
どちらも難しいリクエストですね。


写真撮影:西川公朗/伊礼智

伊礼智設計室

東京都豊島区目白3-20-24
TEL:03-3565-7344
http://irei.exblog.jp/

2004年より東京の工務店3社との協業「東京町家」を展開。
現在は地域工務店ネットワークの主催により定期的に設計セミナーなども行っています。