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Vol.19 おかずや ぬまた<料理店>(神奈川県足柄上郡)
(内装:「薩摩中霧島壁」 タタキ材:「白洲土タタキ」)

美しい丹沢山系が見渡せる丘陵地に建つ料理店「おかずや ぬまた」様。
店内は、天井や柱、腰板、建具に至るまで、国内産の杉材がふんだんに使われています。
10人も入れば一杯となる決して広いとは言えない空間ですが、大きなガラス戸と縦に伸びる土間があることで、明るく、開放感を感じます。
厨房と隣接している店内の壁には「薩摩中霧島壁」、土間には「白洲土タタキ」が使用されています。
朝一番など、閉め切った状態でニオイがこもった感じはありませんか?
の問いに、
「魚など生ものを扱っているのに、そう言えば臭いが気になりません。気にならないということは、臭いがしないということですよね」とご主人の沼田様。
あらためてニオイがないことに気がつかれたご様子です。
火山灰シラスの消臭機能は、ニオイに敏感な飲食店にとても有効であることが、ここでも実感できました。
「ここは小さな町。近所の方々が気軽に食事をしに来てくれればいいんです。顔見知りのお客様がここで食事と会話を楽しんでくれる。そんなお店にしたいです」

9月2日にオープンされ、約1ヶ月が経った新しいお店には、まだ看板ものれんもありません。
顔見知りのお客様達と意見を出し合って、少しずつお店を居心地の良い“集いの場”にしていきたいのだそうです。
5年後、今と変わらぬ顔ぶれのご近所さんたちが集うお店に、また足を運んでみたくなりました。

施工者・市川氏にお聞きしました:
◆今回、「薩摩中霧島壁」「白洲土タタキ」を採用された経緯は?
「LNサポートの会会員である左官店さんから、シラス商品の提案を受けたのが採用のきっかけとなりました。現場は、お施主様・職人さん・施工側の三者が十分に意見交換のできる環境が必要だと思います。そのような関係から、良い作品は生まれるのではないかと考えています」

設  計:
SEASIDO 鎌田氏
施  工:
Fact 一級建築士事務所 市川氏
住  所:
〒252-0816 神奈川県藤沢市遠藤655-7
TEL/FAX:
0466-86-1243
e-mail:
takuma_ick@mac.com


客席は、小上がりの座敷。靴を脱がずに土間から腰掛けることができる。近所の人が、気軽に立ち寄って話ができるよう気配りされている。


杉の建具と「薩摩中霧島壁」とのアップ。


入口から縦に長く伸びる「白洲土タタキ」の土間