アジアンリゾートと和を融合した店内に、
湘南らしさを随所にちりばめた茅ヶ崎の台所「プクプク」。
海をイメージしてデザインしたという「中霧島壁」の仕上げは
一見の価値ありです。
設計を担当した五十嵐さん(ピー・アイ・建築デザイン/代表)は、これまでにいくつもの店舗を手がけているが、予算が許す限り内装材はすべて左官材料を使っていたそう。そんななかで、「プクプク」の企画設計をオーナーから依頼されたとき、今まで使ってきたものとは違う材料にチャレンジしたいと思いたち、雑誌に載っていた「火山灰を活用した」という、これまで聞いたこともない材料「中霧島壁」に興味を持ったそうだ。
「もちろん、100%自然素材という点においても、このお店にぴったりだと思ったからなんですよ」(五十嵐氏)。というのも、この「プクプク」があるのは湘南・茅ヶ崎。さらにはオーナーの趣味がサーフィンということもあって、店内のいたるところに海をイメージさせる仕掛けがあるのだ。入り口から店内に続く廊下の足元にはブルーの照明をラインのように這わせて“波”を表現。そして「中霧島壁」を塗った壁面には、青や緑のワインボトルを割ってその破片を埋め込んでおり、こちらはまるで白い砂浜に太陽の日差しを浴びてキラキラと光る貝殻のよう。
「オープン当初はよく、『この壁ってなんの壁ですか?』って、多分建築関係の人だとは思いますけど、ものめずらしいのかよく聞かれましたよ」(店長・中利氏)。気になる機能について聞いてみると、「そういわれてみれば、これまで臭いが気になるってことはないですね」とのこと。空調は最低限の設備しか入れていないそうだが、臭いがこもるとか、次の日まで残るということを感じたことはないそうだ。このお店ももうオープンして3年。さすがに座席部分の壁面はつるつるになってきているが、機能だけは今でもしっかりと変わらずにそこにあるようだ。
プクプク 茅ヶ崎店
茅ヶ崎市幸町3-28 サンコービル1F
電話:0467-86-8770
設計:ピー・アイ・建築デザイン
(神奈川県相模原市/042-743-8110) |
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