全国の年間平均降雨量は約1,700mm。それに比べ、南九州の年間降雨量はなんと2,600mm!! 豊富な水資源に恵まれ、絶好の生育条件を整えた風土。生命力に溢れた「薩摩鉄杉」は、太陽と、何よりも良質の水によって育まれました。
台風銀座とも呼ばれる南九州では、備えとして疎植を常とし、そのために太い材を多く産出します。風に耐えて根を広く張り、強靭に鍛えられるため、この地方の杉は身の丈が低く幹が太いのが特長です。
南九州山間部は、昼夜と四季における寒暖の変動が極めて大きく、南に位置しながら気候条件は北関東並み。たくましく病気に強い「薩摩鉄杉」は、厳しい気候下で独特の油脂分の多い木質を形成します。
南九州一体の地表を覆う火山灰シラスはミネラルの宝庫。「薩摩鉄杉」はシラスのミネラル分と、地域の植生である常緑樹、広葉樹が生成する腐葉土を養分として、たくましく生育することができるのです。