
〜自然素材にこだわった左官仕上げについて
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| ◆いまなぜ自然素材志向なのか |
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元は環境破壊から始まり、シックハウス症候群、アトピー性皮膚炎、小児喘息、花粉症など、われわれの生活のまわりで様々な病気や障害が発生するようになり、みんなが真剣に生活環境を考えるようになってきました。
われわれ人間が生きていく上において、何より大切なのは健康であることはいうまでもなく、このような状況下において日々の生活の場となる住まいこそは、正に身体に害を及ぼさない場であってほしいし、できうれば積極的に健康体を育む器であってほしいものです。そんな消費者の願いや要望が自然素材へのニーズとなってきたもので、逆に化学物質への不信または、不安を増幅させている実態でもあります。 |
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| ◆いま左官仕上げ材で化学物質を使ったものと、100%自然素材の物との違いはどこにあるのでしょうか |
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この違いを一言で述べる事は難しいのですが、整理すると次のような事柄が挙げられます。
1.コストについて
大量生産、安定供給を求め、どこよりも廉価で安定した品質の商品を生産していく上において、自然素材型の材料よりも化学物質型の材料が勝ってくるのは仕方のない事で、そこには一つの必然性があります。しかし、その事自体はあくまでも供給する側、いわゆるメーカー同士の競争原理の上にあるもので、消費者が望んで作られた物ではない事ははっきりしています。
もちろん、消費者としても高い物より安い物のほうがよいといった価値観はあります。かと言って健康を害してまでも求めているものではないはずです。
一方、自然素材だけを使って商品を作る事は、素材に限りがあって効率性、生産性の面から大量生産、安定供給に難があります。
このことから自然素材型の場合、多少のコストのアップは否めない状況となります。
2.施工性について
よく自然素材型の材料は仕事がやりにくいとか、能率が上がらない、面倒くさいなどと言われ、職人に敬遠されがちになっていますがなぜでしょうか。
元々左官仕上げ材の漆喰やジュラク壁、その他土壁全体をみても100%自然素材で、科学物質などに頼ってはいなかったはずです。
ところがいつのまにか大量生産、安定供給の原理に陥り、化学物質を含んだ商品へと変化してそれらに馴れてしまったのです。
結果、これらの材料は高効率性が追求されている為、職人の技能力もさほど必要とせずに簡易になり、結果昔に比べ腕も落ちてしまいました。もちろん、技術の革新によって施工性を簡易にする事が悪いことではありません。本来、一人前の職人になるのに長い期間を必要としていたのに、これが少しでも早くなることは良いことだと思います。
しかし、この事が化学物質の力を借りた技術革新だった事は事実です。
今また自然素材へと移行している中、これまで慣れてきた科学物質型の材料に比べ、自然素材型の材料は多少遅れをとっていると言えるし、ある種の限度がある事も事実です。
3.仕上がり具合について
近年、化学物質型の材料でのみ施工してきた職人にとって、自然素材の仕上げは難しく感じ、結果多少苦戦している職人もいます。
かといって総てがうまくいっていない訳では決してありません。
概して言うなら、これまで土壁の類を塗った経験のない、いわゆるモルタル左官とか化学物質型の材料しか経験のない職人の場合などに、施工マニュアルを無視し、自分勝手な施工を行い苦戦しているケースがあります。
それでも普通の技能を持つ職人なら、施工マニュアル(要領書)に忠実に施工してもらえば、失敗のない仕上がりになることを保証します。
それは本材料の開発者が、普通の町の左官屋さん自身である事からも、確信をもって言えます。 |
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| ◆自然素材商品に対する施主の評価 |
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人々が日々生活する住まいの建材は、ある意味で”食材”と同じで、しかも「無農薬野菜」であるべきと高千穂は考えます。
そもそも自然素材商品に何を求めるのか、工務店は業者または企業としての姿勢を施主にアピールしてイメージアップを図りたい、一方、施主の方は先に述べた通り、家族の健康を真剣に考え、あえてコスト的に多少高い自然素材を選ぶのです。
ところが先に述べた理由で職人に敬遠されたり、工事で仕上がり具合が今一歩うまくいかず、工務店または左官職人サイドの悩みとなっているケースがたまに発生しています。
万一、このような事態になったときには次のように考えて、施主へ訴求していただく事をお勧めします。
例えば無農薬による有機野菜の場合、キャベツは虫食いとなり、人参はひび割れ、トマトは粒の不揃いがあっても許されているはずです。
それはこれらの無農薬野菜が健康に貢献し、風味豊かで美味しいからではないでしょうか。
100%自然素材の左官仕上げ材もまったく同じ事が言えます。
自然素材にこだわるあまり仕上げが多少うまくいかなくても、この仕上げ材が健康に大きく貢献するのであれば、大方の施主は理解してくれるはずです。どうしても完璧な仕上げを要求される施主には時代の背景から考えて施工の簡易な材料の科学物質型材料しかないのです。
現によく聞かれる話に、たまたまうまくいかなかった仕上げをみて工務店または左官職人が施主からのクレームを予見、施工のやり直しを施主に申し出たところ、肝心の施主がこのままで結構ですと答えるケースが非常に多いということです。
施主としては、施工にやり替えを行う事によって逆に変な処理となり、せっかくの100%自然素材がおかしくなってしまう。といった懸念をもってしまうようです。
要は本質的な問題として、仕上がりより確実に健康に寄与する壁であってほしいのだと思われます。
このことは無農薬野菜の場合と全く同じ価値観が働いているからではないでしょうか。 |
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| ◆自然素材にこだわる材料メーカーとして |
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これらのことは自然素材がなせる意味での特典と限界、または職人の技能レベルや不注意とさまざまです。
それにつけても施主、消費者の皆様から、大きな評価を頂いている現実にますます自信と意を強くするものがあります。
これからも環境資本主義を標榜するメーカーとして、商品の品質向上の為、日々研究を怠らず、皆様によりよい商品を供給できるよう、ますます努力してまいることを誓います。
以上 |
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