池や小川、田んぼなど、昔どこにでもあった風景は、
高度成長期以降、環境破壊が進み、姿を消していきました。
「里山の水景(さとやまのすいけい)」は、この失われつつある水辺の生態系を最新の水環境技術で再現した自然調和型水槽です。
生活空間の片隅に、小さな自然の息吹と安らぎを感じ、ささやかながらも自然の営みを観察し、見守り、楽しみ、癒される……。
そして、この小さな水槽から、わたしたちの生活は豊かな地球環境があってこそ成り立っているという事実を、もっと身近に感じてほしいと考えています。
面倒な水の取り換えが必要なく、きれいな水質を保ちます。エアポンプやろ過装置などは必要ありません。
池や川、田んぼなど、昔身近にあった懐かしい水辺の風景を、室内で自由に楽しむことができます。
水槽、敷土、水草、生物など、届いたその日に水槽を立ち上げるためのすべての部材をセットでお送りします。
「里山の水景」は、生態系の摂理に準じた技術により水槽内を維持しています。
ポンプやろ過装置による強制管理を必要とする一般の鑑賞魚用水槽とは、
根本的にその考え方も仕組みも異なります。
水の中で魚が生きていくには、呼吸するための酸素が必要です。そしてこれを作り出してくれるのが、植物の「光合成」です。植物は、光のエネルギーを用いて二酸化炭素を有機物にかえ、その際に取り込んだ二酸化炭素とほぼ同量の酸素を作り出してくれます。
エサを食べた魚は、不必要なものをフンとして、水中に排出します。このフンや、余ったエサなどが水中に溜まると水を悪くしてしまい、しいては魚自身、生きることができなくなってしまいます。このフンはどこへ行くかというと、水中のバクテリアによって分解されます。そして、分解から生じた物質を植物は体に取り入れることで、生長します。
自然界ではこのような条件が自然の中で保たれ、数多くの生物が生きていくことができるのです。
この生態系、理論だけでは成り立つのですが、魚と植物の量、温度や日差しなど様々な関係が複雑にからみあっているため、水槽の中で再現するには非常に難しい技術とされています。
「里山の水景」は、ろ過装置やポンプなどを一切使わず、最新の水環境技術によって、自然の生態系に近い条件で魚が水の中で生きていく環境を保っているのです。
黒メダカ
日本で一番小さな淡水魚で、全長は2〜4センチ程度。体の背中側が平らで、口は上を向き、大きな目が上のほうについており、水の表面での生活に適した形をしています。田んぼや小川など、私たちのごく身近に生息していますが、昨今の環境破壊により住処が奪われ、今では絶滅危惧種となってしまいました。
もともと日本は水辺の自然が豊かな国です。もっとも代表的な水草・イネをはじめ、田んぼにはイグサやクワイが、小川のほとりにヨシが背を伸ばし、池にはアサザが黄色い花をつける・・・。決して華美ではありませんが、その素朴で趣のある佇まいは、私たちの心をなごませてくれます。
ドイツ語で生物「Bios」と場所「Topos」というギリシャ語をもとにつくられた造語。本来の意味からは、自然環境そのものがビオトープというわけですが、主には、生き物や植物が、自分たちの力で生活できるように整えられた環境のことを指しています。自然環境を守る上で最も有効な手段の一つとされており、また、教育の現場である学校ではこのビオトープ池の導入が盛んです。