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なぜ湿気や結露が出るの?

住まいにとって弊害の大きいのが、結露です。湿気は、壁にカビや青藻の発生を促し、人間の健康、とくにアレルギーやぜんそくの人に大きな影響を及ぼします。また、内装や外装材を早く傷めることにもなり、害虫(白アリ、ゴキブリ、ダニ等)の発生原因を作るもとにもなります。
結露は、温度と湿度の関係により、多湿時、家の内外の温度差が大きいとよく発生します。木材を腐らせ、カビを触発し、住まいにダメージを与えます。最近の家は、アルミサッシやビニールクロス、新建材等の普及により、ますます気密性が高まり、年間を通して壁の中は結露が発生していると言っても過言ではありません。
もちろん、建築的に、通気性を持たせた構造にして、湿気や結露を防ぐ工夫もありますが、それらは全体から見ればほんの一部で、コスト高などの理由から、ほとんどの家では採用されていないのが現状です。

なぜ、今、無機質なのですか?

ひと言でいえば、有機質塗料の欠点を、無機質塗料はクリアできるからです。
有機塗料の欠点は、1.通気性がない(又は少ない) 2.腐食し有機質を栄養としてカビや青藻が発生しやすい 3.太陽光線(紫外線)により成分が分離され劣化が早い(手で触れて白粉が付く現象) 4.静電気を帯び、汚れが付着しやすい 等が挙げられます。これらの欠点を、無機質塗料はほとんど持っていません。
では、なぜメーカーや塗装業者はこれら有機質塗料を主に製造・販売・施工しているのでしょうか。出回っている塗料の90%以上が有機質系であるという現状は、1.マーケット的に、住宅に使用する量が大きくないので重要視されていないこと 2.有機質塗料は製造コストが安く、施工時の艶や光沢が良く見映えがすること 3.住宅本来の機能に対する知識不足 などが原因と考えられます。
無機質系はコスト高のうえ、施工の際職人もとっても扱いにくい面があって、通産省が推進しているわりには普及が遅れています。しかし、青カビ等の問題もあり、消費者もここにきてようやく無機質塗料の良さに目を向けるようになりました。

青カビはどうして出るのですか?

モルタル塗り、石綿サイディング等の外壁によく見られる緑のカビは、どうして発生するのでしょうか。最近、このカビの発生に悩む家が急増しています。このカビは、青藻であり、外壁に塗られた塗料の有機質分を栄養にして繁殖しているものです。
一般に塗料は、石油や樹脂を成分とする有機質系塗料と、火山灰や鉱石の灰等を主成分とする無機質系塗料とに大別できます。青カビの発生する家の外壁は、ほとんどこの有機質塗料で塗られています。なぜでしょうか。それは、適当な水分と、腐食性をもった有機質の成分が栄養となって、青藻が生育する環境をつくっているためなのです。
したがって、日本のように雨が多く多湿な風土には、これら有機質系塗料(アクリル、弾性ゴム、ウレタン系)は向いてない面をもっています。特に、通気性のあるアクリル系はまだしも、弾性ゴム、ウレタン系は、通気を遮断し湿気をこもらせてしまうため、私共では外壁用としてはお薦めしておりません。

レインシャットはカビが出ないって本当?

レインシャットは、シリカを使った無機質と有機質のハイブリッド型塗料で、耐久性に優れた外装用高級仕上げ材です。
住まいの外壁用塗料に必要な機能として 1.通気性 2.防水性 3.結露防止 4.防カビ 5.難燃性 6.汚染や中性かに対する耐久力 などがあげられます。しかし、これらをひとつの塗料で満たすのは非常に難しく、今までは機能の異なる塗料を塗り重ねることで補ってきました。レインシャットが画期的と言われる理由は、上述の諸機能を単体で併せもっている点にあります。
塗膜のカビは、壁の湿気などの適当な水分と有機質の分解物を養分として発生します。一般には防カビ剤などを塗料に混ぜて施工されたりもしますが、効果は一時的なもので、いずれはカビが発生してしまいます。
レインシャットは腐食しない無機質を主体とし、何よりも塗膜に通気性があるので壁の湿気を防ぐため、カビの生育条件が整いません。カビを防ぐ力は、素材そのものの性質なので、経年しても変わりなく持続します。

どうして通気性が大切なのでしょう?

住宅の通気性には1.間取りや各部屋の間の空気の流れ2.壁などの構造体の中の通気性、とがあります。間取り、室内間の通気は、設計時に空気の流れを考えることで解決されますが、意外と無視されているのが構造体の中の通気です。床下や壁の中、天井裏などの通気性が無視された家が多く、壁の中の結露発生などで、最近あらためてクローズアップされてきました。
外壁の中には、柱や筋交い、土台や胴線、ボート、モルタル、クロスや断熱材など、重要な構造物をはじめとする多くの材料が密集して成り立っています。この壁の中に湿気がこもるとそれは結露となって、木材の傷みやカビ、害虫の発生の原因ともなります。ですから、少しでも、通気性のある材料を使用するとか、根本的に通気を考えた構造にするとか、間取りだけでなく、材料面も合わせた家の通気性を計画することは、家の寿命にも関わる大切な要素です。

なぜ今まで無機質塗料はなかったの?

無機質塗料がなかった訳ではありません。第一世代のセメント系塗材は無機質系でした。
現在、第二世代の合成樹脂系有機質塗料が全盛期です。
第三世代と呼ばれる無機高分子が通産省の依頼を受け開発されたは、昭和46年頃からでした。しかし、この塗料は有機質系にくらべ多くの長所と性能を持っていながら、原材のシリカなどに粘着性が乏しく、施工直後の付着性や現場での作業性が悪いため、何らかの工夫が必要とされていました。
ハイブリッド型のレインシャットは、無機質塗料のこの欠点を高いレベルでクリアし、従来のいかなる塗料とも、異なる性能と、水や紫外線から基材を守る高品質・高密度の塗膜形成に成功しました。

湿気を通し水をはじくのは、どうしてなんだろう?

水蒸気の分子ひとつの大きさは1.6Å(オングストローム)。1Å は10.000分の1ミクロンですから、水蒸気の分子の大きさは6.250分の1ミクロンと小さいものです。
雨水の粒子は0.5mm以上もあり、水蒸気とは比べようもない大きさです。
レインシャットの粒子の隙間は水蒸気よりも大きいのですが、水の粒子には小さすぎるため水は通ることができません。さらに、モルタルを中性化させる炭酸ガスも分子が4.2Åと大きく、塗膜を通ることができません。ですから、レインシャットは、モルタル自体の品質維持にも大きな効果を発揮いたします。

「レインシャットは無公害」と聞きましたが?


レインシャットは、石油化学主体の製品ではありません。ですから、その製造過程において公害を排出しないばかりか、施工時においても、人体に有害な有機溶剤(シンナー、石油類)を使用いたしません。
石の灰であるシリカを主体とする無機質塗料の無害性、安全性は(社)東京都食品衛生協会の検査において、基準を大きくうわまわる優秀な成績でクリアしていることでも分かります。

どうして国が無機質を推奨するのですか?

レインシャットの主原料は珪酸です。
この珪酸は、火山国・日本には、火山灰として無尽蔵にあり、この資源を有効に利用することは、経済的にも大きなメリットがあるのです。
ちなみに、火山灰の(シラス)の科学成分には、レインシャットの主原料でもある珪酸が、65〜73%も含まれています。
高耐久性、通気性、耐水性、耐火性、断熱性、不燃性、耐薬品性、超疎水性など、今まで不可能とされていたあらゆる機能を併せ持つ無機質塗料の新世代を、国としてもこれからの柱として、積極的に推奨しているのです。

レインシャットが剥がれにくいって本当ですか?

レインシャットの主成分である珪酸(シリカ)は、大変小さい超微粒子です。粒子の大きさを例えて表すと、シリカ粒子を仁丹の粒とした場合、セメントの粉は小型乗用車ほどの大きさになってしまいます。
ですから、レインシャットが塗られた場合、素地の目に見えない隙間にしっかりと浸透し、高密度の膜を形成するので、付着力の強い、密着性に優れた塗膜となるのです。
有機質系のようにはがれず、同じ無機質同士なので、モルタルやコンクリートと時がたつほど一体化してしまいます。

わが家は海のそばなのですが・・・?

神奈川県下は海に隣接している地域も多く、「塩風や塩雨水でせっかくの塗装が永持ちしない」などという、塩害の悩みを多く聞きます。
レインシャットの塗膜は、海水のカルシウムやマグネシウムと反応し、むしろ塗膜が強く、しっかりしてくる性質があります。海岸地域の建物に非常に適していると評価される由縁です。
有機質系は塩害に弱く、風化が促進され、塗膜のフクレやハクリを生じる期間も早まってしまいます。

なぜレインシャットは変色しにくいのですか?

レインシャットは、色素に800℃〜1000℃で焼成した金属酸化物顔料、いわゆる無機顔料を使用しています。顔料は、科学的に安定し変質しにくい無機質バインダーの中にしかっりと封じ込められて塗膜が作られるため、色はいつまでも退色することはありません。
飛鳥古墳の石かん室壁画や日光東照宮の天井画は、無機質顔料で描かれています。その色あざやかさを見れば、無機顔料の耐久性の強さがわかります。
これに比べ有機質系バインダーは変質するため、色あせが早く、2〜5年で退色が始まり、耐久性は10年位が限度です。

なぜモルタルの外壁はヒビ割れが発生するのか?

実はモルタルにヒビ割れが生じるのはごく自然な現象であって、ヒビ割れ=欠陥住宅ではありませんので、ご安心ください。
モルタルは、セメントと砂と水を混ぜ合わせ、ペースト状にして、左官工が壁に塗りつけます。モルタルが固まるのは、この水がセメントと科学反応をおこして凝結する作用によります。凝結する際に体積が多少収縮するため、完全に固まるまでには収縮した分がヒビ割れを発生するのです。この事を、専門家はよく理解しているのですが、一般の皆さんはメカニズムを知らないために、ヒビ割れの発生を異常としてとらえがちです。
ヒビ割れがあると、そこから内側へ水が浸透していきますが、水が内側の柱や土台を直接腐食しないように、工事では防水ルーフィングや防水特殊紙をモルタルの下に張って、水を遮断し、住宅を傷みから守っています。ですから、ヒビ割れが即住宅を傷める原因とはなりませんが、それでもやはり、できるだけ、水の浸透を防ぐため、万全をつくしておく事は必要です。
ヒビ割れはモルタルが完全に固まるまでの期間だけに生じ、施工後1年を過ぎるとそれ以上には発生しません。もし1年を過ぎてなお発生するようであれば、モルタル自体の品質状の欠陥が考えられます。施工中の凍結、水分不足のドライアウト、セメント自体の中性化などがそれで、また、建物自体の不同沈下のケースもありますので、これらの場合には、建築士等としっかりした技術者に相談して、対策を講じる必要があります。