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移入対象
止水系の場合はヘイケボタル、流水系の場合はゲンジボタルを対象として人為的移入をはかり、同時に餌となるタニシ、カワニナ等の淡水性巻貝、また、ホタルと共生し、自然移入しない生物としてトンボ、メダカ、スジエビ等の淡水性エビ類やカエル等々の移入をはかる。
留意事項/
コイ、ブラックバス、ブルーギル、アメリカザリガニ等、生態系攪乱生物の移入を防止する。
1 ホタル/
築山側面に盛り土して緩やかな斜面地を構成し、流木の配置位置や抽水植物の植栽等、池水の浸透する構造の土止め工作をして蛹化場所とする。蛹化場所の土質は軟らかく、水保ち、水はけのよいものが良く、乾燥すると固まって硬くなる土質は適さない。
産卵場所や生息域は基本的には日陰となり、水温も冷涼な環境を好むことから築山部には雑木を密に植栽し、築山部の左右には低雑木の植栽や背の高い抽水植物を配置することで鬱蒼とした小樹林を形成し池への直射を防ぐ。
水辺には様々な抽水植物や浮葉植物を配置することで幼虫の生息域を構成する。また、餌となる淡水性巻貝は主としてケイ藻類を餌とするため池の西側と東側には流木や石を配置し、藻の繁茂域を構成する。
止水系の場合はヘイケボタルが移入対象種となるが、ゲンジボタルを移入対象とした場合は池の構造を循環系等の流水構造に変える必要がある。また、ホタルの幼虫に適する水環境を維持するためには常に豊富な酸素の溶存量
を必要とすることから、池内にはOXYDATOR等の酸素発生装置を設置して人為的な酸素供給をはかる。
2 トンボ/
トンボの詳しい生態や生息環境についてはよくわかっていないことが多く特定のトンボ種を人為的に移入しコントロールできるほどの知見はまだ蓄積されていないが、当面
の移入対象種は水草型のギンヤンマ、若しくはオニヤンマのヤゴとする。ハビタットの構成は大方のヤゴ生息環境とされる水深50cm前後以浅の池に緩勾配による水深変化をつけ、池底に多様な抽水植物を植栽してヤゴの生息環境を整える。
3 メダカ/
移入対象は川メダカ(クロメダカ)。清浄な水環境の元での飼育は比較的容易であることから、人為的移入に際しては多様な生息環境を整えること、また、清浄な水質の維持管理に留意する。
その他特別な留意点はない。
4 川エビ
移入対象はテナガエビ科スジエビ属スジエビ、テナガエビ属テナガエビ、さらに、大卵型ヌマエビ、ミナミヌマエビ、ヌカエビ等の陸封型川エビ。ヤマトヌマエビや小卵型ヌマエビ等の回遊型川エビは海水域で生育することから移入には適さず、移入しても自然増殖しない。
川エビの分類 ---資料あり
5 カエル
移入対象はモリアオガエル、シューレーゲルアオガエル、カジカガエル、ニホンアマガエル、アズマヒキガエル等々、人為的移入に際しては多用な生息環境を整えること、また、清浄な水質の維持に保留する。
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